一人暮らし

　こんにちは。今日は一人暮らしについて書いてみたいと思います。人間は一人で生まれ、一人で死んでいくものだから、せめて生きている間は、できるだけ多くの人達とつき合い、できれば一緒に誰かと生活したいものです。私の子供の頃は、祖父母、両親、兄、妹、私の７人暮らしでした。やがて祖父母は亡くなりましたが、家族５人で楽しく暮らしていました。勿論家族が一緒に生活すると言うことは、良いことばかりではなく、時には煩わしい事もありましたが、今は良い思い出だけが残っています。
　父は公務員でしたので、夕方仕事が終わると、飲み会の日以外は、まっすぐに家に帰ってきていました。家族全員でお茶を飲み、お互いの今日の出来事を話し、たわいのない事の繰り返しでしたが、そのことは平和の象徴のようなもので、貴重な一瞬であったと今は感じています。
　自分も大人になって家族を持ち、私はかつての自分の家族のような情景を描いて生活したいと思いましたが、私自身が、私の父のような公務員の生活ではなく、極めて変則的な生活が多く、一家団欒の生活を多く送ることは残念ながらできませんでした。それでも一家４人の生活はそれなりの人生の一部を形成しており、忘れられない瞬間を多く作れました。
　最近新聞で時々｢孤独死｣と言う文字を見ます。お年寄りが一人寂しく死んでいたとか、二人暮らしであったが、死後何日も過ぎた状態で発見されたとか、この種のニュースが多いようです。特に都会のアパート暮らしなどで、誰とも交際がなく、一人寂しく死んでいくなど時々報じられますが、寂し過ぎませんか？以前見た新聞に東京都内の１世帯当たりの平均人数が｢１．９９人｣になったと書かれていました。１９５７年頃は、４人程度だったそうですが、ついに一人台に入ったのだそうです。（２０１２年３月１６日、読売新聞朝刊参照）
　このような状態になったのは、何が原因なのでしょうか？
①平均寿命が延びて、高齢者のうちどちらかが生き残る可能性が増えたこと
②核家族化が進み、２世代が同居するケースが減ったこと
③男女とも晩婚型が増えたこと、
④実際に同居していても、正式に結婚していない人間が多くなり、統計に反映されない人が多くなったこと
などが原因でしょうか？
　いずれにしても、一人暮らしは寂し過ぎるので、年齢に関係なく、パートナーを探すことを心掛けねばならないと思います。また、日頃からより多くの人と交際すること、友人を増やす事にも心掛けねばならないと思います。
　婚活も恥ずかしがらずに、実行してみたらいかがですか？一人はやはり寂し過ぎます。